これからプレゼンの発表原稿を作成していきます。
まず初めにお伝えしたいのは、原稿は作成しますが、必ずしもその通りに読む必要はないということです。
丸暗記するような原稿は不要で、このスライドで何を伝えたいのかしっかり頭に入れるために作成します。
また、本番に話すことを忘れてしまっても、原稿を確認すると思い出せるよう作成しましょう。
原稿を作成しながら足りないスライドを増やしたり、不要なスライドを省いたり、スライドの文言を変更したりと、スライドの修正も同時に行います。
発表原稿をつくる
- 例え話で分かりやすく
- 興味をひく問いかけ
- 区切りのよいところでの質問
- メリハリをつける
原稿をその通りに読む必要はないと先ほど述べましたが、聴衆の反応や職種によって例え話や、問いかけの内容が変えられるのがベストです。
そのためには例え話や問いかけのパターンをいくつか用意する必要があります。
また、説明だけで聴衆が理解できている様子であれば、無理に例え話をする必要もないでしょう。
例え話をすることで思考が横にそれて集中が途切れる恐れもあります。
※理解度は聴衆の表情や、ブロックごとに理解できたかどうかの問いかけで確認しましょう。
プレゼンの流れが途切れないよう、問いかけや質問を多用するのは避けましょう。
発表原稿の例
例え話
肺は風船のイメージ
正常な肺=買ったばかりの風船は元に戻る力が強い
COPD=何度も膨らませた風船は伸びきっていて完全に元の大きさに戻ることはない
静脈圧上限アラームは交通渋滞のイメージ
どこかで事故(血栓や狭窄)があり、通行が妨げられてフラストレーションがたまっている
渋滞の先には何か原因があるはず
問いかけ
人工呼吸器は得意ですか?難しくて嫌いですよね。
今日の研修ではまず、その苦手意識をなくすことも目標に進めていきます。
アラーム対応で困ったことありませんか?
緊急性の高いアラームなのか、様子見でよいのか。
まずは緊急度の高いアラームを覚えましょう。
ノート機能の活用
PowerPointにはノート機能があります。
このノートに伝えるべき項目、順番などをメモします。
ここでのポイントは読み原稿をそのまま書かないということです。
プレゼン中はスライドを示しながら、聴衆に目を向けながら、ノートで伝えるべき項目を確認します。
もし、読み原稿をそのまま書いたらどうでしょうか?
どこまで話したかすぐに確認できませんよね。
伝えるべき内容
それぞれのパートごとに伝えるべきポイントをお示しします。
序論
- 研修の目的
- 研修の内容
- 問題提起
各論
- 画像への視線移動(左上の図では~、対して左下の図では~)
- 重要ポイントの強調
- 情報過多になりすぎない
結論
- 問題提起の解答
- 重要ポイントの再強調
- 質疑応答の準備
まとめ
原稿の作成方法は理解できたでしょうか。
再度お伝えしますが、発表原稿は丸暗記用の原稿ではありません。
繰り返し練習する間にスライドを見ただけで伝える内容がわかるように作成するものです。
本番に頭が真っ白になって忘れてしまっても原稿を見ると思い出せるように作成してくださいね。
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